いまから200年以上前、井上酒造は、大分の西端、福岡県に接する大鶴の地で、創業しました。
目の前を大肥川が流れ、その河岸には田圃が広がり、
さらにその周辺を雑木林が茂る山々が囲んでいます。
酒造りには絶好のこの環境で、初代の想いを大切に引き継ぎ、同時に進化を止めることなく、
今日も酒を醸しています。
九州北部の真ん中、おへそのような日田。
かつては天領として栄え、その残り香が文化の遺伝子となった町。
山々に囲まれた雅な盆地。
筑紫次郎の異名を持つ暴れ川、筑後川が貫流し、そこへたくさんの沢筋が注ぐ麗しき水郷。
井上酒造は、この地で生まれ育った酒蔵です。
夕暮れの三隈川に繰り出す屋形船。
日田祗園の華、集団顔見世の絢爛。